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熊野古道「大門坂〜那智の滝」世界遺産の素晴らしさを写真とともに紹介

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和歌山といえば、有名なのが「熊野古道」です。

 

世界遺産にも登録されている日本有数の場所でもあります。

 

熊野三山「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」へ通じる通路のことの通称です。

 

その中で一番有名なルート中辺路の「大門坂〜那智の滝」を巡りながら写真でまとめてみました。

 

 

熊野古道とはどんなところ?

 

新宮市の熊野速玉大社、田辺市の熊野本宮大社、そして那智勝浦町の熊野那智大社。

これら熊野三山を詣でる路が熊野古道と呼ばれています。

 

 

熊野古道には伊勢神宮から熊野三山を目指す参詣者が歩いた「伊勢路」、田辺市から東に分岐する「中辺路」、高野山と熊野本宮大社を結ぶ「小辺路」の3つのルートがあります。

 

 

その他に吉野・熊野と熊野三山を結ぶ修験道信仰の道「大峯奥駈道」、紀伊田辺から海岸線を歩く「大辺路」、京都・大阪と熊野を結ぶ「紀伊路」などこれらを合わせると合計で6つのルートとなります。

 

 

これらの事を知っている人は、正直少ないと思われます。

 

私のその1人で、実際熊野古道がどういうところなのかすらあまり想像できていませんでした。

 

そもそも1本の長い道としか思っていなかったぐらいです。

 

熊野古道「大門坂〜那智の滝」世界遺産のルートを巡ってみた

 

まずスタートは、大門坂駐車場に車を停めるところから始まります。

 

ここへ停めて置くと、行きも帰りも非常に楽です。

 

近くにバス停もあるので、足に不安がある方は主要なところだけ行くこともできます。

 

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その駐車場でなでしこジャパン記念モニュメントを発見。

 

当時優勝したメンバーの手形や足形がメンバーひとりひとり囲むように設置。


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今ではすっかりおバカキャラでよくわからないタレントになってしまった元代表の丸山さん。

 

この当時は良かったのですが、迷走して最終的にタレントへ。


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代表を優勝へ導いた佐々木監督です。

 

このチームには欠かせない存在であり、影の立役者です。


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そして何よりもこのチームを牽引していた澤さん。

 

最年長ながらもチーム1の存在感が良かったです。

 

私自身全くサッカーは興味ありませんでしたが、メディアがあまりにも取り上げるので主要選手や監督の名前は頭に入ってしまいました。

 

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そんなこんなで偶然の出会いをして田辺市から東に分岐する「中辺路」の大門坂からウォーキングを早朝の8時半にスタート。

 

実際このコースは約2.5kmあり、それなりの距離にはなります。

 

 

また山道のため急な勾配もいくつか出てきます。

普段歩き慣れていない人はなかなか辛いでしょう。

 

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大門坂という名称だけあって序盤から階段の長が目立ちます。

石畳なのでまだ歩きやすいです。

 

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登り切るといよいよ森の中へと入っていきます。

手前には大きな夫婦杉が出迎えてくれます。

 

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迫力のある木々です。

少しばかりではありますが、空気が美味しく感じます。

 

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多富気王子の石碑です。

これもこのルートの名所みたいです。

 

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同じように那智の滝に向けて歩く人々がいます。

家族連れからカップル、ご夫婦、外人など様々です。

 

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大門坂はまだ続きます。

 

以前までは整備もされていなかったためありのままの自然でした。

整備されたことによって非常に歩きやすくなったのです。

 

しかし地味な上り坂が続きますので、11月の少し肌寒い時期で厚着をしていましたが一気に汗をかいてきました。

 

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その後も緩やかに続く坂道を延々と歩いていきます。

真夏なんかは蒸し暑そうなイメージはあります。

 

しかし自然の中なので少しは気持ち的に楽でしょう。

 

熊野古道「大門坂〜那智の滝」 那智山青岸渡寺と熊野那智大社へ

 

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道中割と急な勾配なんかもありますが、それを抜けていくと少しお店が出てきます。
ここらで一回休憩なんて人も多く見かけました。

 

おみやげ屋さんもあり、そこで中田英寿さんが修行に来た彫刻のお店を見つけ店主の話を聞いていました。

 

真面目で勤勉な方とのこと。

 

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またさらに上へと上がっていきます。

下がることは感覚的に感じるところは一度もありません。

 

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そして登っていくといよいよ鳥居が見えてきます。

ようやくゴールに到着しそうな雰囲気が出てきました。

 

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鳥居をくぐりさらに上へといきます。

 

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さあいよいよゴールが見えたような気がする。

ここまでひたすら登りなので、かなりきついというのが正直な感想です。

 

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登り切って後ろを振り返ると、自然が一望できます。

この日は天気も良く快晴でもありましたので余計良く感じました。

 

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那智山青岸渡寺は熊野三山のひとつとして世界遺産にも登録されています。

ここでは御朱印をもらうことができます。

 

我々の中でここでもらえるという認識がなかったため、予想外でした。

時間の都合上ここではスルーしました。

 

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世界遺産を象徴する石碑もありました。

 

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こちらは熊野那智大社です。

熊野三山の一つでもあり、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の1部ともなっています。 


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ここでもらった御朱印がこちらです。

こちらは通常バージョンの御朱印です。

15周年デザインもあるようです。

 

熊野那智大社にある御縣彦社でも御朱印をもらうことができます。

 

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御朱印がこちらです。

今更ではありますが、那智山青岸渡寺でももらえばよかったと後悔しました。

 

 

那智山青岸渡寺周辺の写真スポットはここ!

 

那智山青岸渡寺を抜けると、いよいよ那智の滝が見えてきました。

 

この場所では有料の写真撮影も行っていて、サービスで自分のカメラでも撮ってもらえたりします。

 

ここで写真を撮る際に、ベストな構図を紹介していきます。

 

灯篭三重塔那智の滝の3点をカメラ内におさめる入れるのがコツです。

 

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1枚目はベタに3点を入れた風景写真です。

広大感を表すにはもってこいです。


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2枚目がこちらです。

少し構図をアップにし、3点へ集中した写真。

灯篭の空いた隙間に那智の滝、そして左端に三重塔。

 

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3枚目がこちらです。

 

那智の滝を集中して入れた写真。

灯篭をドアップにして間から那智の滝をアップ。

 

そこから下へと下りさらに写真スポットを探していきます。

 

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4枚目は下の小さな通路からの1枚。

那智の滝と三重塔をセットに少し自然を意識した写真。

 

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5枚目は小さな通路から少し前に出て撮った1枚。

三重塔をメインに、那智の滝と背景の青空を意識した写真。

 

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6枚目はベタな構図で撮った1枚。

三重塔と那智山の石碑をメインに青空を入れた写真です。

 

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こちらはおまけで個人的に気に入っている写真です。

この日陰にある石碑と秋らしさを感じさせる赤く染まりつつある紅葉がまたいいコントラストになっています。

 

熊野古道「大門坂〜那智の滝」 いよいよゴールの那智の滝へ

 

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ここまでくると下りも増えてきていよいよ下山へ入ります。

 

今まで登りだったので、軽快に足を動かすことができます。

しかし実際のところは登りよりも下りの方がしんどいみたいです。

 

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そして最終目的地、那智の滝へ到着。

 

ただ我々は時間の都合上、滝の近くまではいかず入り口のみを撮影。

滝の近くへ行ってしまうとそんなにいい絵が取れないのではないかという不安もあったのもまたひとつです。

 

これで約2.5kmを制覇しました。

※実質滝の近くへ行っていないので、もう少し少ないかもしれません。

 

この区間歩くにあたっての注意点

 

天気に注意

いくら整備しているとはいえ、天気を気をつける必要があります。

石畳で整備されていますが、一部土道もありますので天気の変化は気をつけましょう。

 

 

足元に注意

石畳とはいえ、歩きにくい靴は避けましょう。

女性ならかかとの高いヒール、逆に薄すぎるそこの靴。

 

男性ならビーチサンダル、革靴。

こういったのはわかっていると思いますが、歩くには不適切です。

 

歩きやすいスニーカーなどに履き替えましょう。

人によってはクロックスというのはあるでしょうけど、クロックスもあまりオススメできません。

 

 

服装に注意

 

夏の場合は暑い、冬の場合寒いは当たり前です。

 

しかし歩くにつれて体の体温が上がり暑くなるので、その調整が必要です。

脱ぎやすい上着を着ていくのが一番ベストです。

 

冬などは重ね着しすぎると、脱ぐのが大変なので薄着でなおかつ暖かい格好などがいいでしょう。
夏は逆に身軽な格好で問題はありません。 

 

 

熊野古道を快適に歩くための借りれる杖がある

 

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大門坂駐車場付近など一部のところで杖を借りることができます。

 

登る際に必要な方へと貸し出し用として置かれています。

 

実際使うと楽ではありますが、邪魔になってしまうこともしばし。

 

使わないと歩くのが厳しい方にはもってこいです。

 

登るのに苦労しない人なら持っていく必要はそこまでありません。

 

熊野古道大門坂までのアクセス

 

熊野古道大門坂までのアクセスは以下の2つの方法があります。

 

電車の場合

 

名古屋駅から「特急ワイドビュー南紀号」で約3時間40分で終点、紀伊勝浦駅へ到着。

その後紀伊勝浦駅から「熊野交通バス」で約20分で大門坂駐車場前へ到着。

 

料金

特急ワイドビュー南紀号は自由席で7,200円。

熊野交通バスは420円。

 

車の場合

 

名古屋高速5号万場線 鳥森

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東名阪自動車道 名古屋西ジャンクション

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伊勢自動車道 亀山インター

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紀伊自動車道 勢和多気ジャンクション

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尾鷲北インター

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国道42号

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大門坂駐車場前

通常料金:4,300円 ETC料金:3,040円 距離:231km 通常時間:約3時間10分

 

まとめ

 

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初めての熊野古道なら、このルートがオススメです。

 

名所でもある 熊野那智大社、那智山青岸渡寺、御縣彦社、そして那智の滝。

 

大所を抑えつつ距離的にも歩けないコースがここの魅力のひとつでもあります。

 

 

万が一歩くのに苦労する方は、バスなども走っているので所々飛ばすこともできます。

 

那智の滝の後また同じルートを歩くのは大変でしょうから、帰りは那智の滝前のバス停からバスに乗って大門坂駐車場前まで帰ってしまいましょう。

 

時間短縮と体力温存です。

 

是非人生に一度この大自然の中にある世界遺産に足を運んでみてはいかがでしょうか。